平均はいくら?診療報酬ファクタリングの手数料とは
診療報酬ファクタリングは利用者が急増している資金調達方法です。
ファクタリング会社を探してみたけれど手数料相場がわかないからどの会社を選べばよいのか分からない方が多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではファクタリングにかかる手数料相場について徹底的に解説していきます。
目次
診療報酬ファクタリングの手数料相場まとめ
この章では、診療報酬ファクタリングの手数料の相場について説明していきます。
診療報酬ファクタリングにかかる手数料
診療報酬ファクタリングにかかる手数料はファクタリング会社ごとに差があります。
そこで当サイトでは実際に診療報酬ファクタリングを行っているファクタリング会社の情報をまとめました。
診療報酬ファクタリングを扱っているファクタリング会社は、ファクタリングの口コミNO1の三共サービスやビートレーディングなど複数社あります。
それらファクタリング会社の手数料の相場は、0.5%~2%でした。
すぐに資金調達ができると考えると手数料は低いですよね。
通常の債権譲渡にかかる手数料
診療報酬ファクタリングの手数料は0.5~2%が相場ですが、この手数料は通常のファクタリングよりもかなり安いです。
では一般的なファクタリングの手数料の相場はいくらくらいなのでしょうか?
通常のファクタリングには主に2つ種類があります。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングです。
それぞれの仕組みについては説明は省略しますが、2社間ファクタリングでは10~20%・3社間ファクタリングでは5~10%が相場です。
診療報酬ファクタリングはこれを見ると一般的なファクタリングに比べると大分手数料が安いことが分かりますね。
ではなぜ診療報酬ファクタリングは一般的なファクタリングに比べて手数料が安いのでしょうか?
次の章で詳しく説明していきます。
医療債権の譲渡が抑えられている理由とは?
前の章で診療報酬ファクタリングは一般のファクタリングより手数料が安いことがお分かりいただけたかと思います。
この章では、診療報酬ファクタリングの手数料が安い理由について説明していきます。
ファクタリングの手数料を決める要因は、6つです。
それでは、手数料を決める6つの要因について詳しく説明していきます。
1、売掛先の信用
手数料を決める1つ目の要因は売掛先の信用です。
ファクタリングにおいて一番重要な要素になります。
というのもファクタリングは取引先(売掛先)から資金を回収するので取引先(売掛先)の信用力が何よりも重要になるのです。
診療報酬ファクタリングの取引先は国保や社保などの国の機関になるので倒産するリスクは限りなくゼロに近いです。
取引先(売掛先)の信用力が高いので診療報酬ファクタリングの手数料は低いのです。
2、契約の種類
契約の種類ですが、これも手数料を決める重要な要因になります。
これは先ほど触れた3社間ファクタリングか2社間ファクタリングで手数料は大きく異なります。
3社間ファクタリングの場合は、取引先(売掛先)の信用力が重要ですが、2社間ファクタリングの場合は、取引先(売掛先)の他に、資金が入金されるファクタリング利用会社の信用力も重要になります。
診療報酬ファクタリングは、3社間ファクタリングになるので手数料は低くなるのです。
3、利用回数
利用回数はファクタリングの手数料を決める重要な要素になります。
ファクタリングは取引を終えるまで分からないところが多いのが実態です。
ファクタリング取引において資金の回収は取引の最後になるのでリスクを負っているのはファクタリング会社になります。
取引回数が増えればその分ファクタリング利用会社のことを知ることが出来るので取引回数が増えればその分手数料は低くなります。
これについては診療報酬ファクタリングと通常のファクタリングに違いはありません。
4、償還請求権
4つ目の手数料を決める重要な要素は償還請求権があるかないかです。
償還請求権とは平たくいうと売掛金が回収出来なかったときにファクタリング利用会社に資金を請求できる権利のことをいいます。
一般的に2社間ファクタリングはリスクの高い取引ですがその分手数料を高くもらっているので償還請求権がないケースが多いです。
一方の3社間ファクタリングは2社間ファクタリングに比べてリスクは低いので手数料を低くして償還請求権をありにしています。
診療報酬ファクタリングは、一般的に償還請求権がないファクタリングになります。
5、売掛債権の額面
手数料を決める5つ目の要因は売掛債権の額面金額です。
額面金額が大きければ、手数料が低くてもファクタリング会社は十分儲かりますが、額面金額が小さいと手数料が低いと儲からなくなってしまいます。
例えば額面金額1.000万円の1%は、10万円ですが、100万円の3%は3万円です。
しかしあまりにも金額が大きいと回収不能の時のリスクが大きくなるので一般のファクタリングでは敬遠されます。
診療報酬ファクタリングは、国保や社保が相手なので高額の債権も歓迎されるようです。
6、利用者の信用
手数料を決める6つ目の要因は利用者の信用です。
結局最後はこれが非常に重要です。
信用できる利用者であれば手数料は安くなりますし信用出来ない利用者の場合は手数料が高くなります。
利用者の信用というものはファクタリングに限らず重要なものになるのです。
いかがでしたでしょうか?
この章では、診療報酬ファクタリングの手数料を決める要素について説明していきました。
手数料の相場はあくまでも相場であって各自の事情によって大きく左右されることがお分かりいただいたのではないかと思います。
一般のファクタリングに比べると手数料の安いファクタリングですが、制度融資や銀行融資と比べ手数料どうなっているのでしょうか?
次の章で、制度融資や銀行融資の金利の情勢について説明します。
医療機関が貸付制度や銀行融資を利用するときの金利と比較
この章では買い付け制度や銀行融資の金利情勢について説明していきます。
福祉医療機構の貸付
福祉医療機構とは、独立行政法人福祉医療機構法に基づいて発足した独立行政法人です。
福祉医療機構の融資の条件は、
・融資金額:最大5億円
・返済期間:最大20年
・金利:0.9%程度
・担保、保証人:必要。(保証人については、金利に一定の上乗せをすれば免除可能)
となっています。
民間の銀行に比べると条件はかなり良いといえます。
しかも診療所が少ない地域での開業については更に条件が良くなります。
低金利かつ返済期間も長期でとても優良なローンといえます。
しかし欠点は融資の審査に時間がかかることです。
緊急の資金需要に対応出来ないことは大きなデメリットになるでしょう。
銀行からの融資
銀行融資は現在金利が非常に低いのでメリットが大きいですよね。
融資対象の病院などによりますが、金利は1%から借り入れが出来ます。
銀行融資を受けるメリットは、低金利だけでなく信用力が増すこともメリットになります。
借りたものをしっかり返していけばそれだけ信用は高まり次の融資を受けやすくなります。
しかし銀行融資にもデメリットはあります。
審査に時間がかかるので急な資金需要に対応出来ないことや、赤字決算になってしまうと借り入れを受けることは非常に難しいことです。
以上のように制度融資や銀行融資にはメリットが大きいですが、共通してのデメリットは急な資金需要に対応出来ないことです。
手数料が少し高くとも、急な資金需要に対応出来る診療報酬ファクタリングを利用する価値はありそうです。
銀行審査をご希望されている方はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
今回は診療報酬ファクタリングの手数料についてまとめていきました。
手数料の相場や手数料を決める要素、制度融資や銀行融資との比較もまとめましたがいかがでしたでしょうか?
診療報酬ファクタリングは、手数料はかかりますが急な資金需要にも対応出来る優れた資金調達方法です。
是非これを読んで資金調達の方法の一つとして検討していみてください。