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診療報酬債権流動化とは?その種類とメリットを解説

医療機関の新しい資金調達法。診療報酬債権流動化とは?

病院やクリニックなどの病院経営をしていると様々な場面で資金調達が必要になりますよね。

資金調達の方法といえば銀行からの融資を思い浮かべるケースも多いかと思いますが銀行の融資は審査が厳しいので希望する金額を調達出来ない可能性があります。

そんな中、最近注目されているのが診療報酬債権の流動化です。

診療報酬債権の流動化は最近大幅に件数を増やしてきており注目されている取引。

そこで診療報酬債権の流動化について詳しく解説します。

診療報酬債権流動化とは?サービスの概要まとめ

この章では診療報酬債権の流動化について説明します。

診療報酬の基本情報

診療報酬債権は病院やクリニックにおいてあとで国保・社保に請求できる債権ですよね。

1か月分をまとめて請求するので入金されるまでに最長で2か月間かかってしまいます。

何故流動化させる必要があるのか

ではなぜ診療報酬債権を流動化させる必要があるのでしょうか?

それは経営状態を安定化させるためです。

診療報酬債権が資金化されるまでに2ヵ月かかるということは、それまでに資金需要が発生することが多々あるのです。

一度でも収支のバランスが崩れてしまうと資金繰りを改善するのは大変ですから、診療報酬債権の流動化に注目が集まっています。

では診療報酬債権の流動化を行うための方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

次の章では、診療報酬債権の流動化の方法について説明していきます。

SPC?ファクタリング?5つの債権譲渡スキーム

診療報酬債権流動化に利用する診療報酬債権の説明と流動化を行う理由について説目していきました。

この章では、診療報酬債権流動化の方法を5つ紹介していきます。

1、 ABS (資産担保証券)発行方式

診療報酬債権流動化の一つ目の方法は、ABS (資産担保証券)を発行する方法です。

診療報酬債権を保有している病院が、診療報酬債券をSPCと呼ばれる債権の発行のみを行う特定目的会社に売却します

病院は診療報酬債権を譲渡した対価をこの時点で受け取りますので早期の資金化を実現できるのです。

診療報酬債権の譲渡を受けたSPCは、譲渡を受けた診療報酬債権をもとに証券を発行します。

この証券を投資家に販売し収益を上げるといった仕組みです。

2、 ABL方式

基本的な仕組みは、ABS方式と同じですが、銀行が証券化のスキームに関与する点で相違があります。

例えば銀行が特定目的会社であるSPCを設立し、診療報酬債権を保有する病院はSPCに診療報酬債権を譲渡します。

この時SPCは証券発行に際しての資金を投資家から募るのではなく銀行から融資を受けて資金調達を行います

3、信託受益権方式

信託受益権方式は、診療報酬債権を信託銀行に信託することにより現金化する診療報酬債権流動化です。

医療機関は、信託銀行に診療報酬債権を委託します。

信託銀行は、優先受益権(優先的に配当される権利)を投資家に譲渡。

投資家に対して売却した代金を医療機関に支払います

その後、国保や社保から信託銀行に対して診療報酬が支払われ、投資家に資金が還元される仕組みです。

4、ファクタリング方式

診療報酬債権流動化の中で最近取引量が増えてきているのが、ファクタリングです。

ファクタリングとは、ファクタリング会社に診療報酬債権を買い取ってもらい行う診療報酬債権の流動化です。

ファクタリングのメリットは、特定の担保が必要ないこと。

診療報酬債権自体に高い信用力があるので診療報酬債権自体が担保になるのです。

手軽に資金調達が出来る方法としてファクタリングの利用は最近急増しています。

医療ファクタリングとは?

5、診療報酬債権の譲渡担保

資金調達が必要なとき、銀行などに対して融資を申し込みますよね。

実は融資を受けるために診療報酬債権を譲渡担保に供する場合があります。

それが診療報酬債権の譲渡担保です。

融資の際に担保として不動産が有名ですが、医療機関では担保価値をある診療報酬債権があります。

この章では、診療報酬債権の流動化についてまとめていきました。

次の章では、診療報酬債権を早期現金化するメリット、デメリットについてまとめていきます。

早期現金化するメリット、デメリットについて

診療報酬債権流動化は、診療報酬債権を使って早期に現金化をする方法です。

ではこの早期の現金化ですがどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか?

早期現金化するメリット

資金繰りが改善されることにあります。

また特にファクタリングは、初回の利用時は2か月分の診療報酬債権の金額が一括で入金になるので突発的に資金繰りが苦しいときには非常に有効な資金調達方法となります。

早期現金化するデメリット

早期現金化する主なデメリットは2つあります。

一つは早期化を一回すると資金の早期化が常態化する可能性高いことです。

早期現金化から抜け出すには診療報酬債権が正常に入金されるまで待たないといけません。

またもう一つのデメリットはファクタリングに資金化にあたって手数料がかかることです。

ファクタリングに代表される、診療報酬債権の現金化ですがメリットもデメリットもどちらもあります。

メリット·デメリットをよく勘案して利用するようにしましょう。

まとめ

今回は、診療報酬債権流動化について取り上げました。

資金調達の方法として、非常に有効な方法である診療債券流動化

入金と支払いのずれをなくして、安定した経営を行っていくのに必要な手段として浸透する日も近いかもしれません。

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